走りながら考える

08.05

こんにちは、山本です。

どんどん暑くなっていきますね。私は寒いよりも暑い方が好きです。

暑いと仕事にならないという人もいるかもしれませんが、私は寒いともっと仕事になりません。手が動かないとどうにもならないのです。

 

日本の会社で物作りがうまく進まない理由の一つに、「完成形にこだわりすぎること」があります。

これは製造業であれば仕方のない部分もありますが、それにしても日本人の多くは完成形にかなりこだわっているところがあります。

 

いや、俺のところはそんなことはない!

と思う人もいるでしょう。

でもよく考えてみてほしいのです。

 

実験的な意識で市場に商品を投入するようなマネができているでしょうか。

実は多くの経営者はこれができません。

 

大抵の会社や事業者は、まず自分が納得するまで徹底的に作り込んでから、ようやく市場に投入しようとします。

そして大きくコケるのです。

顧客にウケるかどうかは、顧客にしか分かりません。もしくは、現場を知る人間にしか分かりません。

そうであるにもかかわらず、多くの日本の企業は、まず徹底的に作り込んで品質で勝負しようとするのです。

 

なぜ徹底的に作り込む方向に舵を切るかと言えば、失敗するリスクを小さくするためです。

より堅く、〜安全な状態にしてから出そうと無意識に考えるわけです。それはそうですよね。

出した新製品やサービスの品質が悪ければ、それだけダメージを受けることになることが予想できます。

 

 

しかしこの「失敗するリスクを小さくする」ことを意識する代償は、かなり高く付きます。

石橋を叩いているうちに、海外勢を含む競合がどんどん新しい製品を投入してくるのです。その品質は必ずしも高くないかもしれませんが、さらに次の新製品で品質が上がっていれば何の問題もありません。

 

今市場を席巻しているサービスのほとんどは、初期はボロボロでした。

iPhone 3Gは画期的ではあったけれども、それが今のように誰でも使えるような完成度の高い製品ではなかったことは有名です。

 

思えば私自身も、「あともう少し品質を上げよう」とか、「こういう機能もあった方がいいよね」とか、リリースするのを先延ばしにして、手元で温めるということを良くやっていました。結果、もちろん全部うまくいっていません(笑)。

もう、面白いくらいにうまくいっていません。

 

当たり前なのです。

手元で温めれば温めるほど、機を逸するようになります。

もちろんそれだけではなく、温めれば温めるほど、そこには労力が発生するのです。そのコストを回収したくなります。どうしてもそのコストを回収したくなり、何とか市場への投入にこぎ着けると、今度はその結果によらず、なかなか撤退できなくなってしまうのです。

 

まずトライしないといけないのです。

そのトライで、市場の動向を見ていく必要があります。その中で、機動的に改善を繰り返していけばいいだけです。そこで起きる失敗は、本当は失敗でも何でもないのです。

 

手元で温めるような余力があったら、さっさと市場に出してユーザーに判定してもらう方がいいのです。

仮にそこで受け入れられなくてもいいのです。

受け入れられなかったという事実が得られたのですから、それを元に次のバージョンの製品を繰り出せるようになります。

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