新しい仕組みを浸透させるときにやってしまう考え方

02.04

山本です。

 

しばらくこのブログを書いていませんでした。

全く何もしていなかったわけではありませんよ。

 

最近は、こちらのブログにも定期的に寄稿していますので、興味がある方はこちらもどうぞ。

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現在は仕組み、ルール化に関する取り組みが私の大きな関心事です。

このルールを決めるという話は、思った以上に色々な課題を解決してくれます。

社内で起きる問題の大半は、ルールがないことによって起こります。

 

ルールがないことで、話し合いや社内の個人の力関係によって物事が決まっていくからです。

ルール化、仕組み作りは、できるのなら絶対にやった方がいいですね。

 

比較的最近になってやっと分かってきたことがあります。

すでに言われていることではあるかもしれません。私は自分の実体験としてそれが確実なものになったという意味で、分かったと感じました。

何か新しい取り組み、仕組みを導入する場合、多くの人はこう考えます。

 

現在の状況から考えて、徐々に慣らしながら浸透させていくべきだ。

どうでしょうか。あなたも同じように考えているんじゃないでしょうか。

実は私もずっとそう考えていました。

 

「今」の状況を分析し、今の地点から見て無理のない範囲を見極めて、段階的にシフトさせていくことでスムーズに移行できると考えるわけです。

それはそうですよね。

新しい仕組みやルールをいきなり取り入れたら、大混乱しそうです。

大混乱の末、結局浸透せずに立ち消えになるということを恐れてしまいます。

 

ちなみに、プログラマーはこの「段階的」が大好きです。

何でもかんでも段階的に進めようとします。

ソースコードの中を覗くと、「現段階では」というようなコメントや将来完全に切り替える予定で一時的に暫定ロジックで急場をしのいでいるという箇所がいくらでも見つかります。

実際に私もそういうことをよくやっていました。

 

これは、「今」を起点にした考え方です。

実はこの「今」を起点にした考え方が曲者で、この考え方をしている限り、他と同じか、他よりいくらか分が悪い状況がずっと続きます。

なぜなら、周りもほとんどがこれと同じ考え方をしているからですね。

 

「段階的に」というのは、「今」を起点にした考え方から来ています。

そうでなければ、段階的にやる必要がありません。

 

私はこの「段階的に」というやり方で度々失敗してきました(笑)。

いきなりやったら混乱して、結局立ち消えなると思っていましたが、段階的にやったら続かなくて、結局立ち消えになるのです。

これは少し冷静に考えて見ると分かることで、段階的にやれば、移行がその段階の数だけ発生します。

これはよく「階段」をイメージして説明されることでもありますね。

 

巨大な高さの山にいきなり到達するのはほとんど困難に近いけれども、そこに階段をかけて一段ずつ上ればやがて難なく頂上にたどり着けるというものです。

これは、「今」を起点に考えているからこそ納得してしまう考え方です。

 

しかし本質はそこではありません。

求めているのは、その頂上に居続けることなのです。

 

また山の麓に下りることは考えなくていいのですから、飛行機かヘリコプターあたりで頂上まで行って下ろしてもらえば済む話なのです。

問題は、その頂上で生活し続けられるかどうかなのです。

山登りの例は現実問題としては、頂上で生活はできないので難しいでしょうが、高いところまで一足飛びに上げてもらいさえすれば、そこで生活すること自体は何とかなりそうな気がしませんか。

 

はっきり言って、今は私は少々辛くてもいきなりがらっと変える方が成功率が格段に高いということを確信しています。

慣らすためとか、抵抗を減らすためという現状に対する配慮をしながら変えていくのは、失敗リスクが増えるばかりでなかなかうまくいかないものです。

 

これは職場環境などに限った話ではなく、個人の習慣などにもすべて当てはまります。

起きるのが遅い、寝るのが遅いというのを改善するのに、1ヶ月単位などで30分ずつ段階的に早くしていこうと考えたところで、ほとんどの場合はうまくいきません。

部屋がいつも汚いから掃除のクセをつけて清潔を維持しようとするのに、毎週部分的に掃除したところで、なかなかきれいにはなりません。ところが、引っ越しをしたら一発で片付き、そのきれいな状態を維持するだけで済むようになるのです。

 

社内で何かを変えようと思ったら、本気になって一気に変えるしかありません。

ハードランディングが実は一番成功率が高いのです。

そのハードランディングに耐えられずにやめていく人はやめていってもらえばいいのです。

 

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