競合の調査よりもまず最初にしなければならないこと

04.05

こんにちは、山本です。

 

私はこれまでに無数の商品企画に携わってきました。また、他社の相談ももちろん受けています。

その中で、非常に多くのケースで、この失敗をやってしまっていることに気づきました。本当に多いです。

これはうっかりしていると、自社でやろうとしているサービスでも、やらかしてしまう可能性があるものです。

いつも気にしていないといけないのです。

 

さて、それは何でしょうか。

分かりますか。

 

本当に多いです。とにかくこの失敗をやっている人が多いのです。

何か色々考える前に、真っ先にこれを考えないといけないのに、違うことに焦点を当てて進めてしまうのです。

 

非常に多くの商品企画やサービスの展開でやってしまう間違い。それは、競合調査です。

ありませんか。

何か新しい商売をやろうとしたとき、まずほとんどの人は、真っ先に競合調査をやります。

この時点で、もう勝敗が決定してしまいます。

 

競合調査は、一番最初にやるものではありません。セオリーで言えば、一番最初にやるものですけどね。

セオリー通りに一番最初にやっていたら、うまく行かないのです。

当たり前ですよね。セオリー通りに正しくやっていたら、成功する。だったら、世の中の商売人は全員うまく行っています。ところが、実際にうまく行っているのは一握りです。

 

なぜうまく行かないのかといえば、セオリーに従っているからです。

よく言われているセオリーというのは、「うまく行かないためのセオリー」です。

ああ、ちょっとこの表現だと語弊があるかもしれませんね。

もう少し正確に言うと、

「ある特定の人にとってのみうまく行くセオリー」

 

です。

どうですか。何となく分かるんじゃないでしょうか。

世の中の成功法則の類も、だいたいこれが当てはまります。万人に適用できるものになっているものは極めて少なく、市場に出回っているものの多くは、著者の成功体験に基づいた内容だったり、後付けで作られたものになっていたりするので、むしろそのまま適用しても同じような結果が出ないことの方が多いのです。

 

ちょっと話が飛びましたが、競合調査はしなくていいです。

というより、してはいけません。競合調査は大事なプロセスではありますが、少なくとも最初にやることではありません。

その理由は簡単です。

競合調査をするという行為自体が、あなたのビジネスの主導権を他に委ねていることになるからです。

 

  • 周りがやっていないからやる。
  • 競合がいない市場だからやる。

これは一見、非常に理にかなった見方のように見えますが、競合というのはあとからでもいくらでも出てきます。

二番煎じの大半が失敗する本当の理由

こちらの記事にも書きましたが、二番煎じの方が強いのです。誰もいないところに分け入っていくのは、実は相当に体力を使います。頭がいい人は、そんなことはしません。誰かが切り開いてくれた道を後ろから辿っていって、自分にしかできない工夫という味付けをして、おいしいところを取るのです。

 

競合調査というのは、経営の教科書を読むとどの本にも出てきます。

必ずやる必要があると書いてあります。

そう書いてあるから、多くの経営者はまず競合の有無を調べてしまいます。

ここが落とし穴です。

 

「競合を調査しなければ!」と意気込んで調べているうちに、驚くべきことが起こります。

競合相手を調べれば調べるほど、本来やろうとしていたビジネスの形が変わってしまうのです。

要するに、外部要因によってどんどん制約を受けていき、その環境に順応した角の取れた企画ができあがってしまうのです。

当初考えていたものとはまるで違う形になってしまっていたというケースも少なくありません。

 

そんなものを誰が買いますか。

 

ということなのです。

競合調査は、後からやればいいのです。そんなことよりも、まず先にやらないといけないことがあります。

それは、その商品やサービスの特徴付けです。

ここでいう特徴は、いわゆるフィーチャー(商品仕様)ではありません。

この商品のここが優れている、とかいう、局所的な特徴ではありません。

 

これは他の記事でもまた改めて話をしますが、人はものを買うときに商品の特徴だけで購買を決定しません。多くの人が誤解していますが、画素数が多いからとか、手ブレ補正機能が優れているからとかいう商品仕様だけを見てそのカメラの購入を決定することはありません。

そのような特徴を通して何ができるのかを無意識に考えているのです。

 

まず競合がどうとか言う前に、世界で自分にしか提供できないものをビジネスとしてやるという意識を作らないといけないのです。

過去の私自身もそうですが、相談を受けたものも含めて、これが欠如している人はものすごく多いです。

これが欠如しているから、とりあえずまず競合調査をしよう、という考えにいたるのです。

 

世界で自分にしか提供できないものを作ってください。話はそれからなのです(笑)。

誤解してほしくないのですが、「世界で自分にしか提供できないもの」というのは、まだこの世の中に存在しない、全く新しい商品という意味ではありませんよ。

あなたにしか作れない、あなたにしか提供できない形の商品です。

これは必ずあります。

 

考えてみればすぐに分かりますが、自分にしか提供できないものを用意するには、その分野に徹底的に詳しくならないといけません。

徹底的にやることです。

ここを徹底的に突き詰めていくことで、自ずと刃を研ぐことにつながります。

そしてこれが差別化につながるのです。ここでできた差別化は、驚くほど強固なものになります。

最初にやろうとしていた競合調査は要らなくなります(笑)。

 

最初に競合調査をしてからやり始めたビジネスは、ずっと競合調査をし続けなければいけません。

どちらのビジネスをしたいですか。

 

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