山本です。
一発上げてそれきりのビジネスは、もはやビジネスでも何でもありません。
私のところに来る相談では、まず継続収益を見込めないものは、そこから考え直してもらうことにしています。
ある仕事をして、その成果が単発で終わるものは、我々がやるべき仕事ではないのです。
大企業がやるべき仕事です。
弱小企業は、そういう土俵に打って出てはいけないんでしたよね。
このことを、いつも言い続けています。
インターネットを使った事業や、小売りでも何でもいいのですが、継続する収益を「安定的に」叩き出すためには、いくつかの方法があります。
その中でも、最も確実性のある方法をあなたに話します。
これをちゃんと理解するだけでも、状況はかなり変わります。
私がそうでしたから(笑)。
これについては、随分たくさん実験してきました。私が自分でやってきた実験や、コンサルティングなどで見た事例を含めても、間違いなく当てはまる方法です。
あなたの事業で継続的な成果を叩き出すためにやる必要があることは何だと思いますか。
ここで、普通の人はこう答えます。
「継続的な集客でしょ」
違います。
全く違います。
集客は後です。
多くの人が勘違いをしているのが、これです。
とりあえず集客が最優先だと思っているわけです。
とりあえず人が来ればビジネスになる。
これ自体は間違っていません。
ただし、それは話を読み違えているのです。
「とりあえず人が来ればビジネスになる」
のではなく、
「とりあえず人が大量に集まればビジネスになる」
のです。
ちょっと話は逸れますが、人を大量に集める仕組みを持つことができれば、無敵になれます。
そんなものを持っていれば、何も苦労することはありません。
月間100万PVくらいのサイトであれば、本当に何でも売れます。何でも商売になります。
集客が大得意なら、これを狙うのもの手です(笑)
でもまあ、月間100万PV級のサイトなんか持っていたら、わざわざこのブログを読む必要はありません。
先ほども言ったとおりで、集客は後です。
集客というのは、実は後からどうにでも変えられます。
世の中の多くの事業者は、集客に困っていると言います。
でもそれは、集客に困っているのではないのです。収益が上がらないことを、人が集まらないことのせいにしているだけです。
そういうケースは、実際に集客がうまくいっても、満足な収益は上がりません。
その集客を生かすだけの腕がないからです。
集客よりも前に、することがあります。
それは、1%を100%に近づける技術を身につけることです。
もうちょっと分かりやすく言うと、つまり成約率を上げるということです。
「成約率かい。最初からそう言ってょ」
と言われそうです。
成約率ということばで通じるなら、これが一番いいですね。
要するに、訪問客をより確実に購買客にする技術です。これが欠如していると、どれだけ集客に優れていても、成果につながりません。
私はこれに気づくのに、随分長い時間をかけてしまいました。
「そんなのとっくに知ってるよ」
という人も多いんですが、実のところ、これを知っているという人に限って、ちゃんとやっていません。
サイトに10人のお客さんが来たら、3人くらいは買っていく。
そのくらいの確率に上げないといけないのです。
実際に3割は言い過ぎですが、これを目指すのは決して悪いことではありません。
成約率を上げる工夫はいくらでもできます。
無限にできます。
しかし、それを大真面目にやる人は少ないんです。集客で人をドバッと入れた方が、結果が出やすいからです。短期的な。
もう、これから何度も言い続けることになると思いますが、集客の効果というのは永遠ではありません。
一過性です。
一瞬で終わります。
お金をつぎ込み続けないと、集客というのは維持されません。
ところが、成約率は、永遠です。
実際には時代の変化とともに緩やかに低下はしていくでしょうが、少なくともいきなり0にはなりませんし、それに投資するのは最初だけで、集客のように絶えずお金をつぎ込み続ける必要はありません。
成約率を上げる方法というのは、実はテクニックではありません。
これは大昔からほとんど変わっていないものです。
つまり、「変わらないもの」なのです。
これに対して、集客というのは、常に時代に伴って変わっていきます。
変わるものと、変わらないもの。
どちらが大事に見えますか。
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